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​切り絵・ガラス作家

伊藤 史華​

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​concept

蕾をつけ、それが徐々に花開き、やがて枯れていく。花の見せる 様々な表情の中で、人は花の1番美しいと感じる花盛りの時に目を向けることが多い。

しかし、植物にとってはどの瞬間も懸命に生きているだけである。 一生の中で満開の姿は通過点に過ぎず、その命を燃やす様が美しい。

しわ、傷や虫食いの穴、そのひとつひとつにその花の生きた証が刻まれている。

花盛りの瞬間だけでなく、枯れた終わりがけの姿やこれから花咲くエネルギーを蓄えたつばみなど、さまざまな瞬間にフォーカスし、作品を制作している。

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